投げると肘が痛い。休むと楽になる。でも、投球を再開するとまた痛みが出る。
野球肘では、まず現在の肘に何が起きているのかを確認することが大切です。特に成長期では、骨や軟骨、靱帯などの状態を確認する必要があるケースもあります。
O.C.Laboでは肘だけを見るのではなく、なぜ投球の中で肘へ負担が集まっているのかを、肩・胸郭・体幹・股関節・足部、感覚や神経制御まで含めて整理します。
こんなお悩みはありませんか?
野球肘とは
野球肘は、投球動作の繰り返しによって肘に負担が加わり、痛みや動きにくさなどが起こるスポーツ障害の総称です。
肘の内側・外側・後方など、症状が現れる場所や関係する組織は選手によって異なります。
そのため「野球肘だから肘をほぐす」と一律に考えるのではなく、まずどこにどのような負担がかかっているのかを整理します。
肘が伸びない、痛みが続く、引っかかる、腫れがある場合などは、必要に応じて整形外科での検査をおすすめします。
投球は肘だけで行う動作ではありません
投球では、足で地面を捉え、股関節と骨盤が動き、体幹・胸郭・肩甲骨を介して肩、肘、手へと力が伝わります。
股関節や胸郭が十分に使えない場合や、肩・肩甲骨の動きに余裕がない場合、本来全身で分散される負担を肘が多く引き受けることがあります。
痛む場所は肘でも、肘だけを見て判断しません。
入力・中枢・出力から身体を確認します
足裏、関節、目などから入る情報をもとに、脳と神経系が身体の状態を整理し、筋緊張や姿勢、投球動作を調整します。
フォームは最終的に現れた「出力」です。フォームだけでなく、その動きを作っている前段階から確認します。
評価と施術
肘だけでなく、肩・肩甲骨・胸郭・体幹・股関節・足部、バランスや身体の反応まで確認します。
評価をもとに、整体・鍼灸・神経制御へのアプローチ・OCLストレッチなどから必要な介入を組み合わせます。
施術後はもう一度確かめます
1.評価
どの動きで症状が出るのか、何を変えると身体の反応が変わるのかを確認します。
2.介入
評価結果をもとに、必要な場所と方法を選んで介入します。
3.再検査
同じ検査をもう一度行い、実際に身体が変化したのか確認します。
施術をしたから良くなったと決めるのではなく、同じ検査で変化を確かめることを大切にしています。
投球に関係する身体の使い方
野球では腕だけで投げるのではなく、体幹から腕へ力を伝える連動も重要です。
▶
ワキを絞る|体幹と腕を連動させる
投球動作にも関係する、体幹から腕へ力を伝える身体の使い方を解説しています。
肘が気になるときの対処法
肘周囲のセルフケアの参考として、テニス肘・ゴルフ肘向けのOCLストレッチをご紹介します。
野球肘は年齢や障害されている部位によって対応が異なるため、特に成長期や強い痛みがある場合は、動画だけで判断せず状態を確認してください。
▶
OCLストレッチ|テニス肘・ゴルフ肘の対処法
肘周囲の状態を確認しながら行うセルフケアの参考動画です。
「痛くない」から「投げ続けられる」へ
痛みがなくなったことと、元の投球数や練習量を身体が受け止められることは同じではありません。
投球後だけでなく翌日の反応も確認しながら、段階的に競技へ戻していきます。
医療機関から投球制限などの指示がある場合は、その内容を優先します。
競技を続けたい気持ちも、身体を見るための大切な情報です
僕自身も、プロキックボクサーとして競技していた中で、ケガや思うように動けない時期を経験してきました。
スポーツをしている方にとって、日常生活で困らなくなることと、競技で必要な身体の状態まで戻ることは同じではありません。
野球肘でも、キャッチボールができること、強く投げられること、繰り返し投げられること、試合で思い切って投げられることは、それぞれ別の段階です。
何が足りないのか。
何を変えると身体の反応が変わるのか。
だからこそ、痛む肘だけを見るのではなく、肩・胸郭・体幹・股関節なども含めて今の身体を確認していきます。
医療機関で確認された骨・軟骨・靱帯などの状態や、投球制限などの指示も大切な情報です。そのうえで、今の身体で何ができるのかを一緒に確かめます。
「また投げたい」「練習に戻りたい」「試合で力を出したい」。その目的まで含めて、競技復帰につなげていきます。
O.C.Labo院長
押方 匡介
野球を続けるために、今の身体を確認する
肘の状態を確認し、身体全体を評価し、必要な介入を行い、もう一度確かめる。
その積み重ねから、患者さんが目指す競技復帰につなげていきます。


