OCL理論と身体の見方
痛みが出ている場所だけでなく、身体がどのような情報を受け取り、何を予測し、なぜその反応を選んでいるのか。その流れから身体を見ていきます。
痛みが出ている場所だけでは、
説明できないことがあります
肩が痛いときに肩を確認する。腰が痛いときに腰の筋肉や関節を調べる。膝が痛いときに損傷や炎症の有無を確認する。
これは、もちろん大切です。
しかし、身体は痛い場所だけで動いているわけではありません。目や耳、足裏、皮膚、関節、呼吸、身体内部の状態などから、常にさまざまな情報を受け取っています。
脳と神経は、それらの情報と過去の経験をもとに、姿勢や筋肉の力、呼吸、動きを調整しています。
痛みが出た場所ではなく、
そこへ至った流れまで見る。
痛みが出ている場所と、そこへ負担が集まった背景が、必ずしも同じとは限りません。
なぜ、今の身体がその反応を選んでいるのか。
O.C.Laboでは、症状だけで原因を決めつけず、身体全体の流れを整理します。
OCLとは、身体がよりよい反応を学び直すための考え方です
身体は、周囲や自分の状態を感じ取り、その場に合った姿勢や動きを選びます。
そして、実際に動いた結果をもう一度受け取り、次はどのように動けばよいのかを学び続けています。
つまりOCLとは、身体が情報を受け取り、状況に合わせて動き、その結果から学び直していく仕組みを表した考え方です。
施術方法の名称だけではなく、O.C.Laboが身体を評価し、施術し、その後の変化を確かめるための基本となる理論です。
身体は、予測しながら動き、
結果から学び続けています
私たちは、動くたびに一から考えて身体を動かしているわけではありません。脳と神経は、今入っている情報と過去の経験を照らし合わせながら、動く前から身体の反応を調整しています。
入力
目、耳、足裏、皮膚、関節、呼吸、身体内部の状態などから、現在の情報を受け取ります。
予測・制御
現在の情報と過去の経験から先を予測し、筋肉の力、姿勢、呼吸、動きなどを調整します。
出力
調整の結果が、痛み、筋肉の緊張、姿勢、動き、バランス、パフォーマンスとして現れます。
再入力
実際に動いた結果や、そのとき身体に起きた変化を、もう一度情報として受け取ります。
誤差・学習
予測していた結果と、実際に起きた結果の違いをもとに、次の動き方を学びます。
予測・制御の更新
学習した内容が次の予測と制御に反映され、身体の反応が少しずつ更新されます。
身体は、そのとき必要だった守り方を覚えています
例えば、ケガをした直後に身体をかばうことは、傷ついた場所を守るために必要な反応です。
しかし、組織が回復した後も「また痛くなるかもしれない」という予測が残っていると、痛みが軽くなっても身体を固め続けることがあります。
固めた状態で何度も動けば、その動き方が身体にとっての「いつもの動き」として学習されることがあります。
- 一部の筋肉だけに力が入り続ける
- 関節を十分に使えない
- 同じ場所へ負担が集まる
- 痛みが怖くて動きを小さくする
- 疲れると以前の動き方へ戻る
O.C.Laboは、身体を3つの方向から見ています
現在の身体の反応は、一つの原因だけで決まるとは限りません。脳系・内臓系・体性系を別々に切り離さず、相互に関連する一つの身体として整理します。
脳系
過去のケガや痛みの経験、緊張、ストレス、注意の向け方などが、現在の予測と制御へ与える影響を見ます。
内臓系
呼吸、睡眠、疲労、消化など、身体内部から伝わる情報と、筋肉の緊張や動きとの関係を見ます。
体性系
姿勢、関節、筋肉、皮膚、足裏、目、平衡感覚、身体の使い方など、感覚と動きに関わる部分を見ます。
同じ症状でも、身体の背景は一人ひとり違います
例えば、同じ膝の痛みでも、確認すべき背景は人によって異なります。実際には、複数の要素が重なっていることもあります。
受け取る情報
使い方
力の入り方
身体内部の状態
痛みの経験
症状名が同じだからといって、全員の身体に同じことが起きているわけではありません。
そのためO.C.Laboでは、症状名だけで施術内容を決めず、一人ひとりの身体の反応を確認します。
痛い場所や、組織の状態を見ないという意味ではありません
痛みが出ている場所や、筋肉、関節、組織の状態を確認することは必要です。OCL理論は、局所の問題を否定するものではありません。
局所の状態を確認したうえで、なぜ、そこへ負担が集まったのかまで見るための考え方です。
また、強い痛み、しびれ、脱力、発熱、急激な症状の変化などがあり、病気や重大な損傷が疑われる場合には、O.C.Laboの施術を優先せず、必要に応じて医療機関での検査や治療をおすすめします。
この身体の流れを、
評価と施術で確かめます
O.C.Laboでは、問診と評価から現在の身体に起きている流れを整理し、仮説を立てます。そのうえで必要な施術を行い、施術前後の変化を再検査します。
身体の反応を確かめながら、今回の見立てが合っていたか、次に何を確認する必要があるかを更新していきます。
自分の身体を、
もう一度信じて動けるように
身体に現れている反応には、そうなった背景があります。大切なのは身体を責めることではなく、今の身体が何を受け取り、何を予測し、なぜその反応を選んでいるのかを理解することです。
身体の反応を理解し、必要な経験を重ねることで、予測と制御は少しずつ更新されていきます。痛みを気にせず仕事をする。安心して眠る。好きな趣味やスポーツを続ける。そして、自分の身体を信じて、やりたいことを選べる状態を目指します。
自分の場合に何が関係しているのか分からない方は、LINEからご相談ください。
