水泳の肩痛

水泳の肩痛。水をかくたび、肩が痛い。気持ちよく泳げる身体へ。

水泳の肩痛(スイマーズショルダー)

クロールで腕を伸ばすと痛む。泳ぐ距離が増えると肩が重くなる。休むと楽になるのに、練習を再開するとまた気になる。

O.C.Laboでは、痛む肩の状態と泳ぐときの身体の使い方、練習量を整理します。競技への復帰も、健康のために泳ぎ続けることも。その方が目指す泳ぎに向けて、変化を一緒に確かめます。

このような水泳の悩みに

  • 入水して腕を伸ばすと、肩の前や横に痛みが出る
  • 水をつかむ・後ろへ押す動きで力を入れにくい
  • 腕を水上へ戻すときに引っかかる感じがある
  • 片側の呼吸や身体のひねりで、肩の負担が変わる
  • 泳ぎ始めは平気でも、距離を重ねると痛くなる
  • 大会や練習に向けて、どこまで泳いでよいか迷っている

水泳の肩痛とは

水泳の肩痛とは。繰り返すストロークによる肩への負担。

水泳に伴う肩の痛みは「スイマーズショルダー」と呼ばれますが、一つの病名を指すわけではありません。肩を支える腱板という筋肉・腱や、関節の周囲など、関わる組織や状態は人によって異なります。

繰り返すストロークの負荷に、泳ぎ方や回復の状況が重なって症状につながることがあります。痛む場所だけで判断せず、発症の経過、動かせる範囲、力の入り方を確認します。

参考:Cleveland Clinic:スイマーズショルダー

受診を優先したい症状

ケガの直後から腕を動かせない、肩が変形している、急に強い痛みが出た場合は、まず医療機関で確認してください。痛みが続く、力が落ちた、夜も痛むなどの場合も整形外科への相談が大切です。医師による運動制限や術後の指示がある場合は、その内容に沿って進めます。

痛む場面から、負担を整理する

同じクロールでも、痛むタイミングや距離は違います。初回には泳法、専門種目、練習の頻度、最近変えたメニューなどを伺います。

入水して腕を伸ばすとき

肩を上げる範囲と、胸郭・肩甲骨の動きを確認します。水中で前へ伸びる姿勢と、陸上で腕を上げる動きの違いも整理します。

水をつかみ、かくとき

力を加える方向や強さで症状がどう変わるかを確認します。腕で水を押す動きと、体幹の回旋を関連づけて見ていきます。

腕を戻すとき・呼吸するとき

腕を戻す動き、顔を向ける方向、身体の回旋など、痛みに関わる条件を探ります。痛む側だけを見て呼吸側の変更を勧めるのではなく、動き全体を確認します。

距離を重ねたとき

何メートル・何本目から変わるか、泳いだ後や翌日に残るかを伺います。練習距離、ペース、パドルなどの道具、陸上トレーニングの変更も確認します。

泳法ごとに動作が異なるため、背泳ぎ・バタフライ・平泳ぎでも、その方が困っている場面に合わせて評価します。

肩の状態と、泳ぎを支える身体

スポーツで使う身体の土台を評価

肩の動きと支える働き

可動域、力の入り方、動かしたときの症状を確認します。水泳には柔軟性が必要ですが、柔らかさだけを増やせばよいとは限りません。動かす範囲と、その範囲を支えられるかを合わせて見ます。

胸郭・体幹・肩甲骨の連動

腕の動きに胸郭や体幹がどう関わるかを調べます。呼吸や力み方も含め、条件を変えることで動かしやすさに違いが出るかを確かめます。

練習と回復のバランス

練習量や強度が最近増えていないか、回復の時間を確保できているかを伺います。必要に応じて、医師やコーチの方針と照らし合わせながら練習内容を考えます。

参考:HSS:水泳に伴うスポーツ障害

OCLの視点で、動きの変化を確かめる

感じる・予測と調整・動き・学習の流れ

OCL(Optimal Control Learning/最適制御学習)は、身体の働きを「入力・中枢・出力」のつながりで整理する当院の考え方です。身体が受け取る情報、脳と神経による調整、実際の動きを関連づけて評価します。

たとえば、腕を上げるときの体幹の位置や力み方を変えると、動かしやすさが変わる場合があります。その変化を手がかりに、患者さんに合った方法を選びます。

その場の変化だけで原因の特定や組織の回復を判断することはできません。再検査と、その後の生活・練習での経過を合わせて確認します。

OCL理論と当院のアプローチを見る

状態に合わせた評価と施術

O.C.Laboの評価と施術

問診と評価をもとに、整体・鍼灸・神経制御へのアプローチ・OCLストレッチなどから、必要な方法をご説明します。痛みのある部位への対応と、動作の調整を組み合わせます。

負荷の強いストレッチや運動を一律に行うのではなく、症状や運動制限に合わせて進めます。セルフケアも、実施後の反応を確認できる内容からお伝えします。

評価と施術の流れを見る

再検査で確認する、次の一歩

検査・施術・再検査の流れ

施術前後で同じ動きを比べ、痛みや動かしやすさがどう変わったかを確認します。変化が乏しい場合は、見立てや方法を見直します。

  • 感じ方:痛み、重さ、不安感はどう変わったか
  • 働き:腕を動かせる範囲や力の入り方はどうか
  • 動作:腕を回す・伸ばす動きで無理なかばい方がないか
  • 耐性:繰り返したときや練習後・翌日にどう反応するか
  • 目的:目標の距離や練習内容にどこまで近づいているか

陸上の検査は水中での負荷を完全には再現できません。泳いだときの反応も伺い、次の段階を考えます。

泳ぐ距離と強度を、段階的に戻す

腕を痛みなく上げられることと、何百回もストロークを続けられることでは必要な負荷が異なります。再開の時期は肩の状態や医師の指示に合わせ、距離・速度・練習頻度などを段階的に調整します。

練習中だけでなく、その日の夜や翌日の反応も記録すると、負荷を見直す手がかりになります。痛みをかばって泳ぐ、前回より悪化するなどの場合は、負荷を下げて再評価します。

ケガから練習復帰までの5段階

競技復帰の進め方を整理する共通動画です。水泳専用のフォーム指導ではなく、今の状態と目標の負荷を考える参考としてご覧ください。

ケガから練習復帰までの5段階 動画をYouTubeで見る

水泳の肩痛について、よくあるご相談

泳ぎながらでも通えますか?

通院と練習を両立できるかは、肩の状態や練習内容によります。症状を悪化させる負荷は調整し、損傷が疑われる場合や強い痛みがある場合は、医療機関での確認を優先します。

ストレッチを増やした方がよいですか?

硬さが関わる場合もありますが、不安定さや支える力の問題がある場合もあります。痛みを我慢して伸ばさず、必要な動きと負荷を評価してから選びます。

フォームの動画は役立ちますか?

痛む場面や泳ぎ方を共有する参考になります。お持ちの場合はご相談ください。動画だけでは損傷の有無や痛みの原因を判断できないため、問診や身体の評価と合わせて確認します。

競泳選手以外でも相談できますか?

健康づくりや趣味で泳いでいる方もご相談いただけます。タイムや大会だけでなく、「週に数回、気持ちよく泳ぎたい」といった目的も大切にします。

好きな水泳を、これからも

競技中の院長・押方匡介

僕自身、プロキックボクサーとして競技に取り組み、トレーナーとしても選手に関わってきました。競技は違っても、痛みがあると練習のことや復帰の時期が気になる、その気持ちは理解できます。

大切にしたいのは、その方がどんな泳ぎを取り戻したいのかということです。大会に向けて練習したい方も、日々の楽しみとして泳ぎたい方も、今の身体の状態を確かめながら、一緒に進めていきたいと考えています。

スポーツ鍼灸整体院 O.C.Labo 代表 押方匡介

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