オスグッドで走ると膝が痛い

小学生 男性

主訴:フラッグフットボール(小学生のアメフト)で、膝の皿の下が腫れてきて、走ったり正座をすると痛い。

走り方がガニ股。

トレーナーにハムストリングが使えていないと言われる。

1回目

状態:肩甲骨が挙がっているため肋骨が閉じて猫背になっていました。

そのため、骨盤が後傾してガニ股になり、ハムストリグスが使えず大腿四頭筋(前モモの筋肉)ばかり使って、オスグッドになっていました。

 

処置:肩甲骨を挙げている胸の筋肉「小胸筋」の緊張を改善すると、姿勢が良くなり骨盤の後傾が改善して、ハムストリングスを使えるようになったのを実感いただけました。

そのため、直接四頭筋や膝を施術しなくても、歩く時の膝下の痛みが軽くなったのを実感いただけました。

 

四頭筋や内転筋の疲労をとると更に膝の痛みが軽減し、正座も少しできるようになりました。

 

最後に、セルフチェックの方法と、肩甲骨を整えるOCLストレッチをご指導しました。

 

 

2回目(7日後)

脚が軽くなった感じで走りやすく、膝の痛みが軽くなった。

正座や触るとまだ少し痛い。

ガニ股も軽減した。

 

状態:左肩だけ挙がっていて若干骨盤に捻じれが出ていましたが、だいぶ良い状態でした。

 

処置:前回ご指導した肩甲骨を整えるOCLストレッチをチェックすると少し雑になっていたため再指導しました。

OCLストレッチを正しく行うと骨盤の歪みが改善して「脚が軽くなった!」と驚いていました。

 

全体的にバランスを整えると正座もできるようになりました。

 

術後:正しくストレッチを行うと骨盤の捻じれがとれてご自分で改善できたので、ストレッチを正しくやることを改めて実感していただけました。

 

3回目(7日後)

正座は大丈夫で、立膝だと痛い程度。

走る時は痛くない。

動けるようになった分、練習後に痛みが出た。

 

状態:肩甲骨が良くなってきているが予定より改善していなかった。

 

処置:ストレッチを再指導して肩甲骨と膝を自分で改善できることを改めて実感してもらいました。

肩甲骨を良くするための置き鍼を入れてストレッチができなくても大丈夫なようにしておきました。

置き鍼を入れるとその場で立膝も大丈夫になりました。

練習中の動画を見て身体の使い方についてご説明しました。

 

 

術後:OCLストレッチを付き添いで来ているお父さんにもご指導して家で一緒にやってもらう事にしました。

 

4回目(7日後)

立膝も痛くない。

練習後も痛くない。

 

状態:肩甲骨が良くなってきたため骨盤の動きもよくなった。

 

処置:体幹を強くするために腹圧を上げる施術とそのためのOCLストレッチをご指導しました。

体幹が使えると更に脚が軽くなるのを実感頂きました。

 

術後:OCLストレッチを付き添いで来ているお父さんにもご指導して家で一緒にやってもらう事にしました。

 

以降、パフォーマンスアップのために定期的にご来院くださってます。